Updated at: 2014-08-23
ユーザ心理 / 人の感情
人はどう感じるのか
感情の種類
- 万国共通の 7 つの感情(表情)
- 喜び、悲しみ、軽蔑、恐れ、嫌悪、驚き、怒り
- 表情は万国共通だがジェスチャーは共通ではない
感情で記憶に残す
- データに物語を付加すると、説得力が増し記憶に残りやすくなる
- 匂いや感情は記憶を呼び起こす
人が持つ印象
- 人は牧歌的な風景を見ると幸せな気持ちになる
- 丘、水、木々、鳥や動物
- 人間にとって保護してくれるもの(隠れ場所)や食物が描かれている
人はまず「見た目」と「感じ」で信用するか否かを決める
- 次に中身とその信憑性 ___
悲しみや不安を感じているときは、なじみのあるものを求める
人は何を面白いと思うか
- 人は思いがけないことを楽しむようプログラムされている
- 人は「予想外」を切望する
- 今までになかったもの、新しいものは人の注意をひく
- ゲームには一貫性が求められるが、節々でちょっと新しいコンテンツやインタラクションを置くことは効果的
人は何に満足感を得るのか
- 人は忙しいほうが満足を感じる
- 人は本来は怠惰であり、活動する理由がなければ何もしないでエネルギーを節約する
- だが何もしないでいるとイライラしたり落ち込んだ気分になる
- 人は本来は怠惰であり、活動する理由がなければ何もしないでエネルギーを節約する
- 何をしないでいるくらいなら、作業を選ぶ意志が人にはある
- だが「価値のある作業」と思えなければやらない
- 人が何かをするのには口実が必要
- 時間つぶしの作業と見抜いたら、何をしないほうを選ぶ
- だが「価値のある作業」と思えなければやらない
- 待ち時間が発生する場合、何かしてもらっていたほうがイライラ度は低い
- 達成が難しいことほど愛着を感じる
- 認知的不協和によるもの:「こんなに難しいことをわざわざやっているのだから、自分にとって価値があるのだ」
- 希少性と排他性によるもの:加入の難しい組織ほど、のちのち愛着を感じる
- 出来事の最中より、その前後のほうが前向き
人の感情と社会性
- 人の幸福と最も相関が高いのは信頼
ダンバー数
- 「強い絆」を有する集団の規模の上限は 150 人
- (95%信頼区間は 100 〜 230 人)
- ダンパー数は時代・文化を越えて共通
- 安定した社会的関係を維持できる相手の数には限度があるということ
模倣と共感
- 人にはもともと模倣と共感の能力が備わっている
- ミラーニューロン の存在
- 相手のジェスチャーを真似ると好感度が上がる
- 同期活動 をすると絆が深まる
- 同期活動とは、みんなが物理的に近い距離で同時に同じ行動をとること
- スポーツのチーム、吹奏楽のメンバー、協会の信者
- 一緒に歩く、歌う、同じ釜のメシを食う
- 嘘をつく度合いは伝達手段によって変わる
- 嘘をつくことが一番多いのは電話、少ないのは手書き
- 手書きよりメールの方が他社を否定的に見る傾向が大きくなる
- フィードバックを得たい場合は、対面による聞き取りがもっとも正確な回答が得られやすい